八十二銀行の概要
 

八十二銀行と長野県の金融機関


長野県長野市にある八十二銀行は、長野県や長野市の指定金融機関や収納代理金融機関を務め、さらには県内の大企業のメインバンクとなっていることもあって、長野県内に敵なしと言っても過言ではない寡占状態を作り出しています。長野市をはじめ、飯田市、松本市、上田市など、県内に様々な支店や窓口を構えていて、営業エリアも県内随一です。そして、カードローンや住宅ローン、定期預金などの金融商品を多種多様にラインナップし、商品の面においても、他の金融機関に負けないだけの力を持っているのが、八十二銀行の特徴といえます。

もちろん、ライバルが全くいないわけではありません。長野県内でのライバルと言えば、第二地方銀行の長野銀行、そして長野信用金庫です。ですが、自己資本の割合から見ても、このライバルとなりうる2行が束になってかかっても、八十二銀行には敵わないのが実情です。それ以外にはゆうちょ銀行がライバルとなりえます。もともと郵便局の数が多かった長野県ですから、個人顧客の面だけでいえば、ゆうちょ銀行は侮りがたいライバルと言えるでしょう。

そんな八十二銀行のアキレス腱となり得るのは、その寡占状態からくる経済の影響です。長野県内の経済が落ち込んでしまえば、当然企業の金庫番をしている八十二銀行の資産にも影響を与えます。独立している金融機関とはいえ、長野県内においてあまりにも幅を利かせた結果、様々な影響を受けやすくなっていることも事実なのです。

あと、忘れてはならないのはJAバンク長野の存在です。長野県は農業、林業が盛んな地域ですから、JAバンクのような、業種に特化した金融機関を利用する人々も多いのです。ですから、八十二銀行もあまり殿様気分に浸っていると、個人顧客の減少を招いてしまうこともあるかもしれません。